最近、ChatGPTのような人工知能（AI）が履歴書や自己紹介文などの就職関連書類の作成に利用されることが増えており、企業はその膨大な量に頭を悩ませています。ニューヨーク・ポストが報じたところによると、人気オンライン衣料品ブランド「Showpo」の創設者ジェーン・ルー氏は、TikTokに投稿した動画で、これまで見た中で最悪の履歴書を受け取ったと紹介しました。ルー氏はその履歴書を、自分で書くというよりも「ChatGPTからコピー&ペーストしたもの」と例えました。
動画の中で彼女は、「特別なスキル」や「個人的な強み」といった項目が空白になっている上、「もっと良い自己紹介文を書くことが可能です」といったAIメニューのフレーズまで残っている点を指摘しました。この現象について専門家は、若者によるAIツールの無差別な使用が原因だと分析しています。
イギリスの市場調査会社YouGovによれば、48%のオーストラリア人がChatGPTといったプラットフォームを認識しており、また別の調査ではZ世代の3分の2とミレニアル世代の37%がChatGPTを一度以上利用した経験があることが明らかになっています。
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