「大学教員の3割がChatGPTを活用中－でも5割は導入に消極的？」

大学教員のChatGPT活用率は32.7％にとどまる、今後の導入を望まない教員も多い

2024年6月28日、教育関連リサーチ機関WHITEが発表した最新調査によると、大学教員の業務におけるChatGPTの利用率はわずか32.7％にとどまっていることが明らかになりました。また、約5割の教員が今後の大学へのChatGPT導入を望んでいないという結果も同時に報告されました。

この調査は全国の大学教員を対象に行われ、回答者たちの意見を集計したものです。調査結果から浮き彫りになったのは、多くの教員が先進的なAI技術であるChatGPTについて一定の懸念を抱いているという事実です。主な懸念点として挙げられたのは、「学生自身による思考力や創造力が失われる可能性」や「プライバシー保護に対する不安」でした。

一方で、ChatGPTを業務に取り入れている教員からは、「資料作成や翻訳作業などの日常業務が効率化された」といった肯定的な意見も寄せられました。しかし、その割合は全体から見ると少数派です。

WHITEの担当者は、「この結果は非常に興味深い。AI技術には多くの可能性がある反面、それを受け入れるためにはまだ多くの課題が残されている」とコメントしています。

教育現場でAI技術をどう活用していくかについては今後も議論が続くでしょう。この調査結果が示すように、大学教員たちが抱える課題や懸念点を解消しつつ、効果的な導入方法を模索する必要があります。

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