「Visual Studio Code」v1.92.0が正式リリース、操作性と機能が大幅に向上
米Microsoftは8月2日（日本時間）、「Visual Studio Code」の2024年7月アップデート（v1.92.0）を正式公開しました。このリリースでは、多くの新機能追加と既存機能の改善が施されています。
操作性の改善
今回のアップデートで注目される点は、パネルをワークベンチの上部、エディター領域の上に移動するコマンドが追加されたことです。これまでターミナルパネルや出力パネル、デバッグコンソールなどは画面下部に表示されていましたが、好みに応じて上へ移動させることが可能になりました。また、CSSファイルへのドラッグ＆ドロップによるファイル参照の簡単な追加やMarkdown編集機能の強化も行われています。リンクを含むテキストを他のファイルへコピーした際にリンクを自動で更新できる機能も便利です。
設定の拡充
設定関連では、新たにデフォルトブラウザーを指定できるようになりました。ワークベンチでリンクを開く際に好みのWebブラウザーを選べます。また、［エクスプローラー］ビューへファイルをドラッグ＆ドロップした際、自動でエディターで開かないようにするオプションも追加されました。この設定は、自分で開くタイミングを選びたい開発者には非常に有用です。
拡張機能関連
拡張機能にも多くの改善が加えられました。すべての拡張機能の自動更新を有効または無効にするアクションが追加されたことで、アップデート管理がより簡単になりました。また、「GitHub Pull Requests」拡張ではマージされたプルリクエスト（PR）を元に戻すPR作成機能が強化され、「Copilot」は最新かつ高速・低コストなOpenAIモデル「GPT-4o」にアップグレードされています。
「Visual Studio Code」はWindows/macOS/Linux対応の高機能コードエディターです。本ソフトウェアは公式サイトやMicrosoft Storeから無償ダウンロード可能で、自動更新機能も備えています。Web技術で構築されておりブラウザでも利用可能なほか、多数の言語サーバー対応拡張によって幅広いプログラミング言語にも対応しています。
このアップデートによって、「Visual Studio Code」はさらに使いやすく、多機能なツールとして進化しました。ぜひ新しいバージョンをご体験ください。
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