「タミル語版ChatGPTが誕生！マドゥライに最新AI研究センター開設」

Thiagarajar College of Engineering (TCE) マドゥライは、タミル語と人工知能（AI）のグローバル研究センターである「TAMARAI」を創設しました。創立記念日にあたり、このセンターは地域における技術革新の風景を革命的に変えることを目指して設立されました。

TCEのコレスポンデント兼会長であるハリ・ティアガラジャン氏は、「このセンターの長期的な使命は、タミル版ChatGPTとも言うべき大規模言語モデルを開発することです」と述べています。最先端の施設として、このセンターは成長を促進し、AI主導の未来へと機関を推進させるでしょう。

このセンターのもう一つの使命は、古代の知恵と現代技術を結びつけることで、包括的かつ代表的なタミル語用AIモデルを開発することです。オープンソースイノベーションを通じて、何世紀にもわたるタミル文学や知識へのアクセスを民主化し、タミルコミュニティ全体に力を与えることが目標です。

ハリ・ティアガラジャン氏によれば、「このAIセンターは学界と産業界との協力関係を育むものであり、様々なデジタルプラットフォームでタミル語がよりアクセスしやすくなるようAI技術を活用するものです」とのことです。

このセンターは企業からの資金提供とインド国内およびシリコンバレーから招聘されたトップクラスの研究者によって運営されます。また、言語翻訳や文書要約、パラフレーズ識別およびタミル語コーパス作成などに関連する課題にも取り組む予定です。

カリフォルニア出身でAI分野に携わるソーマ・ヴェライユサム氏は、「TCEには豊富なタミルリソースがあり、それらを活用してタミルGenAI領域に貢献できる独自の位置づけがあります」と述べています。

この新しい研究センター「TAMARAI」は、技術革新と文化保存が融合した象徴的な存在となり、その活動が世界中のタミルコミュニティに恩恵をもたらすことが期待されています。

Written by インサイトジャパン