新たなAIの可能性を切り開く「OpenAI o1」
2024年9月12日、米オープンAIは待望の新AIモデル「OpenAI o1」を発表しました。このモデルは、論理的思考力に優れ、博士号を持つ人間をしのぐ能力を誇ります。特集『生成AI 大進化』の第7回では、THE GUILD代表の深津貴之氏が、このo1について語ります。
非同期チャットボットとしての一歩
o1が登場したことにより、これまで即座に応答することで知られていたChatGPTとは異なるアプローチが取られるようになりました。o1は“非同期チャットボット”として、一度に多くの推論ステップを重ねてから回答する仕組みです。このため、「明日までに調べてきます」といった対応が可能になるという新しい次元を切り開いています。
複雑なタスクへの対応力
技術的には「リーズニング(reasoning)」が主役となっており、複数ステップで考えながら進んでいく特徴があります。これにより、「資料1を行う一方で資料2も進行中」というような並行作業も可能になり、より高度で複雑な仕事をこなせる未来が見えてきました。
深津氏はこの新たなAIモデルについて、「じっくり考えることのできるo1には、新しいAIの可能性を感じる」と話します。そして、その後実際に使っていく中でo1がどんな未来を切り開いていくか、その姿にも想像を膨らませています。
次回以降では、深津氏による楽観的および悲観的視点から見たAIによる未来予測について詳しく探ります。
Source link
GIPHY App Key not set. Please check settings